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『命を支える 未来ビジョンフォーラム~女性の健康と出産を考える~』

『命を支える 未来ビジョンフォーラム~女性の健康と出産を考える~』 を聴講してきました。
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基調講演は2児の母でもある医師の酒本あいさん。医師として産前産後の女性の身体と心についての講演でした。

数十年前に比べて痩身が美しい!?という世の中の傾向なのか…妊娠前から痩せの状態にある女性が増えていて、その方が妊娠→出産した場合、
低出生体重児(2500g以下)が産まれるリスクは約3倍、新生児集中治療室に入る赤ちゃんは約2倍に増え、今では全出生数の約一割が低出生体重児だそうです。

妊娠中の低栄養が胎児期の成長メカニズムを変化させ成長を抑制させてしまうことによって、子どもの成人後に生活習慣病(糖尿病は2倍、他にも心臓関連の病気や脳卒中など)を高率に発症させることは知られつつありますが、妊娠期に体重が適正に増えていかないと早産や帝王切開の率も上がっていくとのこと。だからこそ極端な体重管理にとらわれず、適正に体重が増えていくよう栄養に気を配ることが大切で、そういう意味では離乳食が始まるもっともっと前の命を宿した瞬間から既に親になる準備が必要なんだなと感じました。

そして心についてのお話では、いわゆるマタニティブルーや産後うつについて…で、対策としてはママ友や出産経験者、パートナーや家族などにとにかく話を聞いてもらい、一人で頑張りすぎないことが大切と話されていました。それがひいては虐待やイライラして赤ちゃんや子どもに当たってしまうことを予防することにもなると。

育児は毎日の日常だから、ほんとこういう小出しのストレス発散が大切というのは納得でした。チリも積もれば山となる~で、一人で家にいることが続くと『自分だけがしんどいんじゃないか』、『他のお母さんはきっといつも穏やかに育児してるんだろうなー』なんて思ってしまうこともあったりします。
そんなとき、『私もこんなことあるよ(あったよ)』とか『ウチもそうだよ!!』と、共感できる仲間や先輩がいるとフッと力が抜けたりするんですよね。
リアルに会って話せるとbetterなんでしょうけど、新生児期のどうしても外に出にくい時期や子どもが病気で他人と接するのが憚られる時なんかはこういったSNSやブログで<支え>を感じる事も、めげずに日々過ごす為には必要だと感じます。

最後に先生自身ワーキングマザーとして働かれていて心がけておられることが、『子どもが起きてる時は仕事を忘れる』と話されていて、ついついスマホだとネット環境にも近いから子どもの相手そこそこに携帯いじってる自分を反省しました。当たり前の事(人~子どもだって一人の人間ですから~と話すときは向き合う)を当たり前にするーという基本に思いを新たにしました。
続いて特別講演として、日本産科婦人科学会理事長の小西郁生先生とがんサバイバーのジャーナリスト鳥越俊太郎さんの男同士の対談でした。

女性の方が男性に比べて、妊娠→出産→育児とライフスタイルが激変するので生き方としては面白みがある半面、社会的なサポートが整っていない。
以下の三点を中心に社会変革を起こしていかねば…という内容でした。

①女性は外(社会)でも働き、中(家庭内)でも家事を~の二重労働→この現状を男性も家でも働く(家事をする)のが当たり前にしていく。

②妊娠+出産にはある程度のリミットがある(35才から卵子は老化し妊娠しづらくなり、ハンディキャップを持つ子どもが産まれる可能性も上がる)という現実を知る<教育>が小さい時から必要

→避妊教育も大切だけど、いざ産みたい!!と思ってもすぐに妊娠出来るとは限らない訳で…その事は昨今の不妊治療にまつわる各種報道でも皆さんご存じかと思いますが、もっと若い方…
結婚とかお付き合いとかそういうことが行われる前の教育に組み込まれるのが大事だーということですね。

③キャリアを捨てなくても、産み育てられる社会の仕組み作りをフランスやスウェーデンのように、国をあげて政策として行っていく(結婚制度に寄らない出産や子育ても個人の問題ではなく社会で育てるなど)

というお話でした。

会場は女性がほとんどで子連れの方が数人おられましたが、途中グズってしまい居づらそうだったので、女性の参加が見込まれ話を聞いてもらうことがメインのフォーラムなら、託児や子連れスペースなどもあると更に当事者になりそうな年代の方にも参加しやすくなるだろうなぁ~と余談ながら思いました。

文責ー木村みずか



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by happy_earth_blog | 2014-02-13 22:22 | トピックス